2024年振り返り
はじめに
今年はここ2,3年と比較して、仕事や生活に多くの変化があり、非常に充実した1年だったと感じている。 備忘録も兼ねて、3年ぶりに1年を振り返りたいと思う。
仕事
今年2月からBuySell Technologiesで働き始めた。初の転職である。 引き続き主にバックエンドを担当し、結果的に5~10人のチームのリードとなった。 新規サービス開発の実装タスクだけでなく、チーム全体のタスク管理や技術選定をしていた。
そもそも転職の目的が、「エンジニアとしてもう一度基礎から自己成長を図りたい」からだった。 というのも、自分がエンジニアとして大事だと考えている以下2点が、前職では伸び悩むビジョンが見えてしまったというのが大きい。
- 技術面 (ex. 触れる技術の幅を広げる, 特定の分野において深い理解がある, フェーズに応じた最適な技術選定・サービス設計ができる)
- 思考面 (ex. 作る機能がユーザーの課題解決に直結しているか考えることができる, 課題がある中でも議論を前に進める)
振り返りとして、転職の目的は達成できたのか?を考える。
技術面の振り返り
結論、触れる技術の幅は大きく広がった。 また、フェーズに応じた意思決定に関しても、試行回数を積ませてもらったおかげで、少しはまともにできるようにはなったと思う。(知らんけど) ただし特定の分野において、飛び抜けて深い理解がある状態は作れていないので、ここは来年に期待。
0→1のプロダクト開発の途中でアサインされたこともあり、バックエンドだけでなくインフラやフロントも必要に応じて手を動かす必要があった。 中でも、弊社のインフラで使われているGoogle Cloudに関しては触るのも初めてだった。
そこでタイミングもよく、Google Cloud Innovators Gym Japan (G.I.G) に参加させていただいてキャッチアップしつつ、並行して実際の業務で手を動かすことができた。 そのおかげで実務に問題なくスムーズに入れたと感じている。
また、忙しくはあったが、将来の自分たちが幸せになれるように妥協してはいけないところ (ex. データ設計) の認識をメンバーと揃え、実践していた。
ここは必要に応じて教育支援を検討してくれた弊社と、入社したてにもかかわらず長時間の議論と改善を並行で行っていく意思決定をさせてくれたチームの環境に感謝したい。 (結果的にリリースも無事終わり、エンハンス・運用も現在問題なく行われていてよかった)
思考面の振り返り
結論、プロダクトの先にいるユーザーの What (何を解決したいのか) / Why (なぜしたいのか) に着目する機会が増えて、1年前よりも確実にプロダクト指向が強まったと感じる。
途中で参画したメンバーが、How (どう解決するか) よりWhatとWhyを重要視するタイプで、今までの自分はHowに囚われすぎていたという気づきを得たのが大きい。感謝。 現在は一つの機能追加に対しても、まずWhat/Whyを考えるようになった。
これは今後も続けていきたいし、来年は答え合わせと新しい気づきを得る目的で、問題解決に関する本を読んでみようという気持ちである。
その他
前職でできていなかった登壇活動を始めた。 Go Conference 2024 Pre Party でGoのプロジェクト参画当初の話をした。 来年はより中身が詰まった発表ができたらと考えている。
また、オフラインの勉強会へ再び参加し始めた。 わたし史上、最高のチューニング での勉強会の雰囲気, 参加者・登壇者同士の交流の体験, 学びの密度が良かったのが大きい。
来年は早々から 吉祥寺.pm37 に参加予定なので、ご一緒される方はよろしく。
生活
近年仕事が忙しくてできていなかった旅行や遠征をたくさんした。以下にまとめたが、各所に飛び回っている。
全ての旅行が楽しく記憶に残っているが、特に海外旅行は2018年のドイツ留学以来で非常に格別だった。 日本とは違うカルチャーに触れる体験が刺激的すぎて、長期休暇があったらまたどこかに行きたい。
- 1月: スペイン (サンセバスチャン・マドリード/トレド・バルセロナ), カタール (ドーハ), TDL
- 3月: 沖縄本島, インドネシア (ジョグジャカルタ・バリ), 中国 (廈門)
- 4月: 愛媛, 高知
- 9月: 山口 (角島)
- 10月: 沖縄本島
- 11月: 箱根
それに加えて、現在基本はフルリモート勤務だが、毎月1回東京に出張に行くことがあり、そのついでに様々な人らと会うことができてよかった。
技術関連では、毎年出ているハッカソンでは最優秀賞を取り箱根の本戦に行くことができたり、誘ってもらったISUCONで久々にチューニングしたり引き続き新しいチャレンジをしていた。 どちらもメンバーに恵まれているのでやれているところがあり、感謝しかない。
来年も機会があるなら全力で頑張るし楽しみたい所存。
まとめ
2024年は良い年だったと思っているが、それに満足せず来年も頑張るぞ!