<h2>はじめに</h2>
<p>今年はここ2,3年と比較して、仕事や生活に多くの変化があり、非常に充実した1年だったと感じている。
備忘録も兼ねて、3年ぶりに1年を振り返りたいと思う。</p>
<h2>仕事</h2>
<p>今年2月から<a href="https://buysell-technologies.com/service/technology/">BuySell Technologies</a>で働き始めた。初の転職である。
引き続き主にバックエンドを担当し、結果的に5~10人のチームのリードとなった。
新規サービス開発の実装タスクだけでなく、チーム全体のタスク管理や技術選定をしていた。</p>
<p>そもそも転職の目的が、「エンジニアとしてもう一度基礎から自己成長を図りたい」からだった。
というのも、自分がエンジニアとして大事だと考えている以下2点が、前職では伸び悩むビジョンが見えてしまったというのが大きい。</p>
<ul>
<li>技術面 (ex. 触れる技術の幅を広げる, 特定の分野において深い理解がある, フェーズに応じた最適な技術選定・サービス設計ができる)</li>
<li>思考面 (ex. 作る機能がユーザーの課題解決に直結しているか考えることができる, 課題がある中でも議論を前に進める)</li>
</ul>
<p>振り返りとして、転職の目的は達成できたのか？を考える。</p>
<h3>技術面の振り返り</h3>
<p>結論、触れる技術の幅は大きく広がった。
また、フェーズに応じた意思決定に関しても、試行回数を積ませてもらったおかげで、少しはまともにできるようにはなったと思う。(知らんけど)
ただし特定の分野において、飛び抜けて深い理解がある状態は作れていないので、ここは来年に期待。</p>
<p>0→1のプロダクト開発の途中でアサインされたこともあり、バックエンドだけでなくインフラやフロントも必要に応じて手を動かす必要があった。
中でも、弊社のインフラで使われているGoogle Cloudに関しては触るのも初めてだった。</p>
<p>そこでタイミングもよく、Google Cloud Innovators Gym Japan (G.I.G) に参加させていただいてキャッチアップしつつ、並行して実際の業務で手を動かすことができた。
そのおかげで実務に問題なくスムーズに入れたと感じている。</p>
<p>また、忙しくはあったが、将来の自分たちが幸せになれるように妥協してはいけないところ (ex. データ設計) の認識をメンバーと揃え、実践していた。</p>
<p>ここは必要に応じて教育支援を検討してくれた弊社と、入社したてにもかかわらず長時間の議論と改善を並行で行っていく意思決定をさせてくれたチームの環境に感謝したい。
(結果的にリリースも無事終わり、エンハンス・運用も現在問題なく行われていてよかった)</p>
<h3>思考面の振り返り</h3>
<p>結論、プロダクトの先にいるユーザーの What (何を解決したいのか) / Why (なぜしたいのか) に着目する機会が増えて、1年前よりも確実にプロダクト指向が強まったと感じる。</p>
<p>途中で参画したメンバーが、How (どう解決するか) よりWhatとWhyを重要視するタイプで、今までの自分はHowに囚われすぎていたという気づきを得たのが大きい。感謝。
現在は一つの機能追加に対しても、まずWhat/Whyを考えるようになった。</p>
<p>これは今後も続けていきたいし、来年は答え合わせと新しい気づきを得る目的で、問題解決に関する本を読んでみようという気持ちである。</p>
<h3>その他</h3>
<p>前職でできていなかった登壇活動を始めた。
<a href="https://moneyforward.connpass.com/event/313929/">Go Conference 2024 Pre Party</a> でGoのプロジェクト参画当初の話をした。
来年はより中身が詰まった発表ができたらと考えている。</p>
<center>
<iframe id="talk_frame_1198045" class="speakerdeck-iframe" src="//speakerdeck.com/player/c569cc69d2954f13bbb244ca2474cf0c" width="90%" style="aspect-ratio:710/399; border:0; padding:0; margin:0; background:transparent;" frameborder="0" allowtransparency="true" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>
</center>

<p>また、オフラインの勉強会へ再び参加し始めた。
<a href="https://hack-at-delta.connpass.com/event/332966/">わたし史上、最高のチューニング</a> での勉強会の雰囲気, 参加者・登壇者同士の交流の体験, 学びの密度が良かったのが大きい。</p>
<p>来年は早々から <a href="https://kichijojipm.connpass.com/event/339040/">吉祥寺.pm37</a> に参加予定なので、ご一緒される方はよろしく。</p>
<h2>生活</h2>
<p>近年仕事が忙しくてできていなかった旅行や遠征をたくさんした。以下にまとめたが、各所に飛び回っている。</p>
<p>全ての旅行が楽しく記憶に残っているが、特に海外旅行は2018年のドイツ留学以来で非常に格別だった。
日本とは違うカルチャーに触れる体験が刺激的すぎて、長期休暇があったらまたどこかに行きたい。</p>
<ul>
<li>1月: スペイン (サンセバスチャン・マドリード/トレド・バルセロナ), カタール (ドーハ), TDL</li>
<li>3月: 沖縄本島, インドネシア (ジョグジャカルタ・バリ), 中国 (廈門)</li>
<li>4月: 愛媛, 高知</li>
<li>9月: 山口 (角島)</li>
<li>10月: 沖縄本島</li>
<li>11月: 箱根</li>
</ul>
<p>それに加えて、現在基本はフルリモート勤務だが、毎月1回東京に出張に行くことがあり、そのついでに様々な人らと会うことができてよかった。</p>
<p>技術関連では、毎年出ているハッカソンでは最優秀賞を取り箱根の本戦に行くことができたり、誘ってもらったISUCONで久々にチューニングしたり引き続き新しいチャレンジをしていた。
どちらもメンバーに恵まれているのでやれているところがあり、感謝しかない。</p>
<p>来年も機会があるなら全力で頑張るし楽しみたい所存。</p>
<h2>まとめ</h2>
<p>2024年は良い年だったと思っているが、それに満足せず来年も頑張るぞ！</p>


2024年振り返り

<h2>はじめに</h2>
<p>もう年の瀬ですね。全く実感がないし、そもそも体感 1 年が早すぎてびっくりしています。（毎年言っている気がする）
というわけで備忘録扱いでこの 1 年を 1 ヶ月ごとに振り返ります</p>
<h2>2021 年</h2>
<h3>1 月</h3>
<p><strong>実験と論文執筆の終わらないループ</strong></p>
<p>修士論文執筆と発表のために必死こいてたのが 1 月。我ながらよく頑張ったと思います。。。笑</p>
<h3>2 月</h3>
<p><strong>修論との戦いに終止符</strong></p>
<p>修論との長い戦いに終止符を打ちました。長らく先生方同期にはお世話になったなと実感した月でもありました</p>
<h3>3 月</h3>
<p><strong>長い学生生活の終わり</strong></p>
<p>長らくお世話になった知能メディア処理研究グループと Life is Tech!をはじめお世話になったインターン先を卒業しました。</p>
<p>酸いも甘いも経験したこれらの所属先での日々そして出会った人との繋がりはかけがえのないもので、感謝しかない一ヶ月でした</p>
<h3>4 月</h3>
<p><strong>新しい環境での生活の始まり</strong></p>
<p>社会人として新たな一歩を踏み出しました。まず安心したのは大阪所属の同期と仲良くなれたことだったなと思います。結局一緒に働く人が一番パフォーマンスに関わってくる要素だと自分は考えているので、その点よかったです。</p>
<p>研修では好き勝手やってた気もしますが、Spring boot に関して何も知らなかった自分にとっては慣らし程度に手を動かせて「ちょっとデキル」ようになったのはこの 1 ヶ月でした。</p>
<h3>5 月</h3>
<p><strong>研修、そして葛藤</strong></p>
<p>チーム開発での研修で、チームリードの役割をしたのがなかなかキツかった印象が強いです。。。
ミーティングをする上で、</p>
<ul>
<li>どのような目的で、何を決めなければいけないか（問題解決への最短経路を探る）</li>
<li>どのようにタスクを割り振るか</li>
</ul>
<p>この 2 点が想像以上に難しかったです。自分も Web に関しては素人同然だったので、技術的に難しいのかどうかの判別ができず、実装コストを考慮したタスクの割り振りに時間がかかりすぎていました。</p>
<p>どんくさかったし経験のなさが露呈したある意味教訓になった出来事でした。今は大丈夫だと思う、<del>知らんけど。</del></p>
<h3>6 月</h3>
<p><strong>部署の当たり外れを知る</strong></p>
<p>OJT 形式で 5 月以降研修をこなしていたのですが、</p>
<ul>
<li>事業内容</li>
<li>技術スタック</li>
<li>人</li>
</ul>
<p>がしっかりしているチームは満足感が高かったです。</p>
<p>前述した通り、自分は一にも二にも人が自分のモチベーションに関わるので、そこの部分で懸念点を感じるチームは<del>配属されたくはない</del>なと再認識するきっかけにもなりました。</p>
<h3>7 月</h3>
<p><strong>本配属と本配属前のオアシス</strong></p>
<p>配属先が決まりました。個人的にはモバイルアプリの仕事をやりたかったのは正直なところでしたが、Web をメインに仕事させていただくことになりました。</p>
<p>キャリアを作る上でエンジニアとしてサーバ側を知らずクライアント側だけやることに怖さはあったので、幅を広げるという意味でも結果的にいい選択だったのかなと思います。</p>
<p>そして配属前の準備期間は、ただただオアシスでした。（<del>準備期間という名の夏休み</del>）</p>
<h3>8 月</h3>
<p><strong>部署で仕事スタートした 25 歳一般男性</strong></p>
<p>25 歳になりました。アラサーです。精神年齢は上がっている気はしませんが、衰えは感じてきているのでつらみ。。（語彙力がなくなっている）</p>
<p>部署での仕事のやり方やステークホルダー、技術スタックなどを把握する期間でした。</p>
<h3>9 月</h3>
<p><strong>チームへの順応と初プロジェクト</strong></p>
<p>チームに順応し、プロジェクトに参加しガッツリ設計実装しました。社内で利用しているツールや独自実装の理解が乏しく、実装に思ったより時間がかかったのが印象的です。</p>
<p>最初のタスクとしては、</p>
<ul>
<li>PdM、デザイナー、QA チームとのやりとり</li>
<li>独自ツールの理解</li>
<li>アプリケーション全体の設計の理解</li>
</ul>
<p>ができるものだったので、ちょうどいいレベル感でよかったです。</p>
<h3>10 月</h3>
<p><strong>濃すぎる教訓ばかりの 1 ヶ月</strong></p>
<p>楽しくもあり課題を感じた充実感ある 1 ヶ月でした。ある意味ぬるさを仕事で感じていたので刺激をもらえてよかったです。</p>
<ul>
<li>デザイナーと PdM と議論し、多方面で辛みを感じる → 表現を柔らかくしています（）</li>
<li>個人ブログを制作 →Next.js の開発体験が良すぎました</li>
<li>ハッカソンで優秀賞 → チームメンバーがさいつよでした。</li>
<li>自身の技量の足りなさを実感 → 実装力、問題解決力もろもろ。</li>
</ul>
<h3>11 月</h3>
<p><strong>プロジェクト初リリース、そして次のプロジェクトへ</strong></p>
<p>ガッツリメインメンバーとして関わったプロジェクトのリリースがありました。無事終わってよかったです。</p>
<p>次のプロジェクトに早速入ることになりましたが、かなり首を傾げる場面が多く（表現を柔らかくしています）、正解がわからない場面が多かったです。</p>
<p>そういうときこそ、さまざまなステークホルダーを巻き込んで端的に聞きたいことをまとめる力が必要だなと再認識しました。返信ももちろん早く。</p>
<h3>12 月</h3>
<p><strong>私生活の充実と思考の変化</strong></p>
<p>まず私生活楽しかったです。出社することが増えて同期とサウナやボドゲバーなど行って雑談する、が自分の中ではストレス発散・リラックスになっていたと思います。</p>
<p>仕事ではプロジェクトの終わりが見えてきてまず安心しました。ちゃんと年内にきっちり終わらせました。めでたしめでたし。</p>
<p>そして、プロジェクトを進めている上で一員としてただ手を動かすのではなく、もっとチームメンバーみんなの開発体験がよくなるようになんとかできないかと考え方が変わってきたのもこの月です。</p>
<ul>
<li>CI/CD パイプラインの最適化</li>
<li>自動テストの整備</li>
<li>Linter, Formatter 整備</li>
</ul>
<p>などはサクッとできるはずなのでやってしまいたい。。。
これらは来年初めの課題かな。</p>
<h2>2021 年へ</h2>
<p>コロナも想像以上に収まり、手指衛生に気をつけつつ今までの生活が戻ってきたのですごく嬉しかったです。
来年も自分の健康には気をつけつつ精一杯楽しく生きていこうと思います。</p>
<p>目標諸々は、また自分で考えてやっていこうかな。では良いお年を</p>


2021年をざっくり振り返る

<h2>後編始まり</h2>
<p>前編に続き，留学まとめしていきます！</p>
<h2>生活面</h2>
<h3>食</h3>
<p>基本じゃがいもです．ただただ飽きます．そこで救世主になったのが，Milchrice です．普通ドイツでは子供用のデザートに使われる米らしいのですが，まだ日本米に近く食べれる感じでした．ですので大学食堂ではドイツ料理，家では日本料理みたいな感じで交互に作っていたりしました．アジアンスーパーに行ってみるのもおすすめです！</p>
<h3>天気</h3>
<p>寒いです．今年は暖冬だったとは言え寒かったです．がっつり防寒しましょう</p>
<h3>価格帯</h3>
<p>カイザースラウテルンは安い方やと思います．牛乳とかなら 500mL で基本 100 円切る程度？そこそこお手頃価格です．ただ外食は高いです．
旅行の際，電車は事前予約なら安いです．直前はめちゃめちゃ高いです．Flixbus はその点常に安いです(ただし夜行みたいな感じ)</p>
<h3>ドイツにも N◯K らしき組織が存在する！？</h3>
<p>滞在から 1 ヶ月後ある封筒が届きます．ARD というドイツ国営放送(多分そんな感じ)から月 17.5€ の支払い義務がありますとのお達しがきます．テレビもないのにくるのです．ちゃんちゃらおかしい話ですよね！N◯K 害悪にしたバージョンやん！！！<del>半年だけなら逃げれるみたい</del>ですが，めんどくさかったので支払いました．</p>
<h3>言語面</h3>
<p>英語は基本は通じますが，まれに通じないことがあります．あと半年でペラペラは流石に難しかったです．</p>
<h2>やらかしたこと(戒め)</h2>
<h3>アパート契約問題</h3>
<p>あらかじめ半年契約でとアパート側に言っていたので，大丈夫だと安心しきっていたのですが，実は<strong>契約書に退去する 3 ヶ月前までに解約届を提出しないと，自動的に契約がもう半年延長される</strong>と書いてあったのです…完全に見てなかった…ですので，もう半年住まないのにお金を払わなければいけません．当然納得いかないので(自分が悪い)，教授の秘書を通じて協議してもらった結果，テナントが見つからない限り最悪 2 ヶ月分払ってもらうといい形で落ち着きました．（まだましか…痛いけど）
みなさんも気をつけてください．<span style="font-weight: bold; color: #ec004c;">契約書は読みましょう</span>(戒め)</p>
<h3>鍵</h3>
<p>アパートのドアが閉めると自動的にロックがかかる仕組みだったために何回かトラブルが起きました．そう，<strong>鍵を部屋に忘れると締め出しを食らうのです</strong>．実はオランダ旅行 2 時間前にそれをしてしまい，急いで鍵会社の人を呼ばなければいけませんでした…気をつけよう(戒め)</p>
<h3>クレジットカード</h3>
<p>クレジットカードにキャッシュ機能がついてなかったため，お金を引き出すことができませんでした．これはかなりの致命傷，本当に確認しといたほうがいいです．あと，上限額に関してもしっかり頭に置きながらカードは使いましょう．基本的にはドイツはカードの方が使う機会は多いのでなおさら確認しておいた方がいいです．</p>
<h3>Mac 破損</h3>
<p>コーヒーをこぼしました．画面が真っ暗になりました．おわり．(戒め)</p>
<h3>胃腸炎になる</h3>
<p>スーパーの肉でお腹壊しました．(戒め)</p>
<h3>卵を投げられる</h3>
<p>クリスマス間近の際に，車から思いっきり投げられました．以上．</p>
<h3>見知らぬ変な人に絡まれる</h3>
<p>Flixbus の時間の都合上，フランクフルト駅で一夜を過ごさなければいけなかったのですが，そのときに変な人に絡まれまくりました．(基本物乞い)</p>
<h3>アパート探しの時に詐欺られかける</h3>
<p>最初アパートを探していた時に格安サイトでいい物件や！と思ってメールを送ったらその人は，詐欺師紛いの怪しい人だったことが判明しました．デポジットを海外輸送サービスで送ってとしか言われなかったので，それを持ち逃げするつもりだったのでしょう…秘書に相談してよかったです</p>
<p>てな感じですかね…また思いついたら追記します．</p>
<h2>最後に</h2>
<p>最後に，今回の研究留学におきましてサポートしていただいた皆様に感謝します．とにかくいろんな経験をさせていただき本当に貴重でした．また機会があるなら短期でもいいので，留学したいですねえええ！！！！</p>
<p>p.s. ブログでももう留学に関して書くことあるんかなあ…って感じなんで，これで最後かも？</p>


ドイツ留学まとめ(堅め)-後編

<h2>はじめに</h2>
<p>まとめます．まず一言．<strong>あっという間だった</strong></p>
<p>半年は秒で過ぎて行きました．その間で自分が何をしたのだろうか，どんな気持ちで作業していただろうか，おそらく数ヶ月もするとほぼ薄れてしまうでしょう…ですので，まとめます．
これこそ本当の備忘録</p>
<p>前編は技術面，研究への姿勢に関して，後編は生活面，やらかしたこと(戒め)に関してまとめます．お付き合いください．</p>
<h2>技術面</h2>
<p>留学以前から現在の時系列で書いていきます．</p>
<h3>留学以前(9 月)</h3>
<p>留学以前，僕は情報系の専攻にも関わらず，全くコードを書かない研究テーマに携わっていました．ですので，<strong>コードを書くことが圧倒的に不足していました</strong>．少なからずの不安を覚えながらなんとかなるやろ！と楽観視をしていたのがこの時です．その楽観視が後々仇となります．</p>
<h3>軽い挫折(10 月，11 月前半)</h3>
<p>新しい土地，そして研究所という研究一本でやっている場所で研究をさせてもらうということを，間違いなく甘く見積もっていたのが露呈します．<strong>圧倒的に技術不足</strong>．しかもインターンで来た若者という位置付けなので，<strong>まずは技術面を見られる</strong>に決まっています．そこで大きく期待を裏切ってしまうことになったのです．</p>
<p>なおかつ言語の壁がここで立ちはだかり二重苦の状態…supervisor がパキスタン人で訛りが半端ないし意思疎通も難しい…今思えばもがいてももがいても先が見えない状態でやっていたのだと思います．こんな状況だったのでまあ精神も削られる，本当に日本に帰りたいと思ってましたね．笑</p>
<p>ただ，僕は死ぬほど負けず嫌いなので，逃げたかったけどやっぱ supervisor の手のひら絶対くるっと返したる，となったんですよね．ですので，</p>
<ul>
<li>コーディング</li>
<li>deep learning</li>
<li>英語</li>
</ul>
<p>…etc の勉強をがむしゃらにやっていました．ここで，結果を出そうということよりはまず，<strong>ひたむきに勉強する</strong>ということに重きを置いた結果，ある時を境に事態は劇的に変わります．</p>
<h3>ブレイクスルー(11 月後半以後)</h3>
<p>勉強した結果，あるコーディングのミスに気がつきます．まさかの supervisor のコードにミスがあったのです．それで修正を加えた結果なんと驚き，精度跳ね上がりまくり！！！完全にブレイクスルーの瞬間です．それに気がついて supervisor に経緯を全部を説明した時あたりから，完全に態度が変わってきました．
そこからもやはり多少のミスはしましたが，問題なくコーディングできるようになっていたので，一つ自信をもつことができた契機だったかなと思っています（<del>俺天才やんと自画自賛していました www</del>）</p>
<p>少し脱線しますが，英語力が追いついてきたのも大きかったです．最初は</p>
<ul>
<li>yes…（はい）</li>
<li>I see…（なるほど）</li>
</ul>
<p>ととりあえずわからなくても相槌を打っていたのが(今考えたら相当やばい)，<span style="font-weight: bold; color: #ec004c">わからなかったら聞き返す，わかっても自分の言葉で表現してそれで合ってるかを再確認する</span></p>
<ul>
<li>I mean…（...という意味です）</li>
<li>In this case, you mean…, is it right?（今回は...ってことですよね、合ってますか？）</li>
</ul>
<p>これを心がけた結果スムーズにコミュニケーションができるようになりました．</p>
<p>あとは supervisor 側も僕が全くわかっていない場合は実際に図を使って説明してくれたり，多くの助けがあったのも事実です．ありがたかったです
というわけで必死の勉強の末，なんとか期待に応えることができました．</p>
<h3>現在(3 月)</h3>
<p>実際に僕の中での成功体験として，<span style="font-weight: bold; color: #ec004c">勉強する → 結果が出る</span>のフローが強く残る結果となりました．
ですので，これから修士の時，社会人の時どんだけしんどくても成功体験に基づいて，自分がどれほどやれるのかが楽しみです．</p>
<p>あとは新しい場所で研究とかするなら，間違いなくスキルがないとダメなので，しっかり行く前に勉強しておきましょう．まじで．下手すると毎日ストレスの日々になりますよ…</p>
<p><strong>最後に，結果無事卒業できたのでよかった！！！！！</strong></p>
<h2>姿勢</h2>
<p>研究所の人は，世の中のためにだけでなく<strong>自分たちの生活のために</strong>研究をしています．対する僕たちはどうでしょう？ただの学生という位置付けでだれてたりしませんか？？僕はだれてました．
ここの姿勢の違いを一番に感じました．</p>
<p>結局先生が僕ら学生に対して文句を言ったりするのは，方向性が全く噛み合ってないからだと思うんですよ．要は，先生は生活かけて研究やってるけど，こちら学生「どうせ卒業後研究なんてせーへんし，単位出ればええ！！」って考えも多いですもんね．</p>
<p>僕は彼ら研究者の姿勢を見習って勉強していたので，また言っちゃえば僕も<strong>卒業をかけていた</strong>わけなので，その姿勢を今後もし貫くことができるならあと 2 年研究もなんとかなるんだろうなと思います．良くも悪くも自分がどうなるか楽しみです．</p>
<h2>最後に</h2>
<p>技術面，姿勢に関して最後に一言．<span style="font-weight: bold; color: #ec004c">自分，ほんまにおつかれゆっくり休め</span></p>
<p>後編に続く</p>


ドイツ留学まとめ(堅め)-前編

<h2>はじめに</h2>
<p>お久しぶりです．忙しくて更新する暇がなかったです…</p>
<p>こっちに来て 1 ヶ月が経ちました．半年間の滞在許可証取得，銀行開設，カイザースラウテルン工科大学の学生証取得等を終えて暮らしも落ち着き，さあ研究一本！という時期になりました．</p>
<p>自省の意味も込めて，この 1 ヶ月を生活面と研究面の二つに分けて振り返ります．</p>
<p><strong>再度言いますが，あくまで僕自身のための備忘録的な意味合いが強いです．</strong></p>
<h3>生活面</h3>
<h4>食について</h4>
<p>食事に関しては昼は大学の食堂，夜は自炊(ごくたまに外食)というサイクルでうまくやっていけてます．特に自炊に関しては楽しくて仕方ないです！フライパン一つしかないですが，炒める以外にも米を炊いたりパスタ茹でたりフル活用していろんな料理をなんとかして作ってます笑</p>
<p>参考程度にこの前作ったキーマカレーを載せときます．味は普通に美味しい、、、</p>
<img src="/posts/20181105_review_first_month_at_germany/curry.jpg">

<h4>書類関連について</h4>
<p>ドイツに滞在するにあたっての諸々の書類に関しては，</p>
<ol>
<li>住民登録</li>
<li>学生証取得</li>
<li>滞在許可証取得</li>
</ol>
<p>という流れでした．もしも滞在許可証をとれなければ 3 ヶ月で日本に強制送還させられるとのことです…強制送還だけは避けられそうでなによりです．(これが一番大事)</p>
<h4>ハプニング集</h4>
<p>ハプニングとしては，キャッシュカードでお金が下ろすことができなかったことがまず一つあります…キャッシング機能をカードを作った際につけていなかったらしく，お金を下ろすことができない事態になっていました．</p>
<p>次に端子(コンセント)が合わない問題がありました．皆さん端子って言われて真っ先に思いつくのはあの形ですよね？？？</p>
<p>そうこの形ですよね．</p>
<img src="/posts/20181105_review_first_month_at_germany/type_a.jpg">

<p>しかしドイツではこの形になっています…</p>
<img src="/posts/20181105_review_first_month_at_germany/type_c.jpg">

<p>刺さらない…確実に情報収集不足でしたね．スーパーで変換器を購入することになってしまいました，情報収集大事．</p>
<p>最後に，僕の Mac に大量のコーヒーをこぼしてしまい破損させてしまう事態になりました…もし修理となると 1712€(およそ 20 万円)らしく諦めました…研究室から新しい Mac を送ってもらうことでなんとか耐え凌げそうですが…やらかしましたね</p>
<h3>研究面</h3>
<p>いやー，正直しんどいです．(特に気持ちの部分)日本で何も学んでいなかったってすごく痛感しています</p>
<p>技術的に周りはものすごくレベルが高くて，僕は完全にできない扱いされてるな〜ってすごく感じます．(みんなは口では言わないけど対応がもろ初心者扱い)悔しいですね</p>
<p>僕個人として負けず嫌いすぎる性格なのでなんとかしてこの状況打破してやろうと必死(実際半ば焦りがほとんど)にやっていますが，なかなかうまくはいかないですね…空回りしてるなと思います本当．かくいう今日も supervisor にプログラムは正しく動いているのにもかかわらず，このコードは正しくないと言われ，討論(口喧嘩寄り？)になりました．冷静に見直してみたら無駄なコードの書き方をしていたなって気づきました，まじで空回りしすぎやろ！！！！！！</p>
<p>こういう時ほど冷静に深呼吸して，それでも落ち着かないならどっかに出かけるとかして気晴らしをしていきたいですね．</p>
<p>今日ワイナリーに行って買ったワインをもうちょっと飲みながら明日からまた足掻こうと思います．</p>
<img src="/posts/20181105_review_first_month_at_germany/wine_1.jpg">
<img src="/posts/20181105_review_first_month_at_germany/wine_2.jpg">

<h2>最後に</h2>
<p>ワイン美味しい…飲みながらこの文章書いてるけどちゃんと文になってるかな？まあ今思ってることを殴り書きしたものでおそらく駄文だらけですけど，最後まで読んでくれた方ありがとうございます．ラインとかで名乗ってくれたら日本帰った時にお土産あげますね(超適当)</p>


ぶっちゃけ1ヶ月経って思うこと

<h2>一週間の流れ</h2>
<p>怒涛の一週間を振り返りたいと思います．</p>
<ul>
<li>10/1 DFKI の方々に挨拶，諸手続き，一人暮らしスタート</li>
<li>10/2 全体ミーティング，グループミーティング，supervisor に deep learning に関して知識を深めなさいと言われた</li>
<li>10/3 日々諸々の疲れがたまり寝てた</li>
<li>10/4 Convolutional Neural Network についての discussion を行った</li>
<li>10/5 Bayesian Convolutional Neural Network の論文を読んだ</li>
<li>10/6 先輩にハイデルベルグ観光に連れて行っていただいた</li>
</ul>
<p>こんな感じでしょうかざっとまとめると</p>
<h3>英語でのコミュニケーションがつらい</h3>
<p>初日の手続きに関しては，偉大な日本人の先輩方が助けていただいたおかげでなんとかいけました…特に英語でのコミュニケーションに関しては最初耳が慣れて来なかった部分もあり全く聞き取れず，喋るにも喋れないというカオスな状況だったので救われたなと思います．</p>
<p>翌日の全体ミーティングでは自己紹介をしました．ドイツに来たからにはドルトムントの試合見に行きたいですって言ったらかなりウケてたのでよかったなと思います，割とみなさんと仲良くなれました．グループミーティングは一転してしんどかったです…またしても英語が聞き取れない．びっくりするくらい皆さん速い英語を喋りはるなあと思っていました．これが世界基準なのかもですけどね</p>
<p>あとは supervisor の下に初めてついて，deep learning に関しての本を読み discussion をしました．</p>
<p>ここでも英語の問題が立ちはだかります．supervisor の英語，本当にミーティングでの皆さんの英語以上に早くて訛っててやばい．聞き取れずグダった discussion になっちゃいましたね…一応意思疎通は最終的にはできたみたいでなんとか次のステップに進めました…</p>
<h3>初のドイツ料理</h3>
<p>その夜食べたドイツ料理ですビールとソーセージうますぎ．ビール気づいたら二杯目飲んでました…</p>
<img src="/posts/20181007_review_first_week_at_germany/beer.jpg">
<img src="/posts/20181007_review_first_week_at_germany/sausage.jpg">
<img src="/posts/20181007_review_first_week_at_germany/potato.jpg">

<h3>優秀なインターン生との出会い</h3>
<p>そして翌日 CNN に関しての discussion があり，私と同じ日に DFKI に来た Adriano という子が参加してくれてめちゃくちゃ助けてくれました．supervisor からの英語を聞き取りそれを私に英語で伝えてくれる的な笑</p>
<p>Adriano の英語は聞き取りやすくて理解ができたのでうまくいけました…仲良くなっといて私自身英語を使う機会を彼と研究であったり遊びであったりで増やせたらなあと思っています</p>
<p>という感じで今論文を理解してる段階です，自分なりに足掻こうと思います</p>
<h3>オフは観光へ</h3>
<p>昨日はハイデルベルグというところに先輩に連れて行っていただきました</p>
<p>城からの風景めちゃくちゃ綺麗やった…街並みが展望できました</p>
<img src="/posts/20181007_review_first_week_at_germany/heidelberg_1.jpg">
<img src="/posts/20181007_review_first_week_at_germany/heidelberg_2.jpg">

<h2>最後に</h2>
<p>なぜ最初の一週間をあえてまとめたのかというと来年 3 月に日本に帰る直前にこの記事を見て，自分のこういうところがいい方向に変わったなあ身についたなあって，回想できると自分に期待を込めてまとめさせていただきました</p>
<p>せっかく半年こういう一生に一度あるかの機会なので無駄にすることなく悔いなくやりたいと思います．</p>


# 振り返り

2024年振り返り

2021年をざっくり振り返る

ドイツ留学まとめ(堅め)-後編

ドイツ留学まとめ(堅め)-前編

ぶっちゃけ1ヶ月経って思うこと

最初の一週間を振り返る